
英軍ヴィンテージを解体!「服ヲ掘ル vol.6」でベンタイルの秘密に迫る
ニュース要約
アパレルのパターン(=服の設計図)を作る会社PATTERN LABOが、東京・南青山のKADO MINAMI AOYAMAで展示会「服ヲ掘ル vol.6」を開く。期間は2026年10月17日〜19日で、入場は無料。ヴィンテージ服を実際に解体して構造を分析するという、ちょっと変わった切り口の展示だ。
第6回のテーマは「イギリス軍」。ベンタイルスモックやグリーンデニムなど、英軍のヴィンテージ7点を厳選し、過酷な戦場に耐えるための「実用構造」をパターンの視点から読み解く。ふだんは見えない縫い方や仕様を可視化して、作り手の意図を探るのがねらいだ。
さらに、解体や考察の過程をまとめたオリジナル書籍も展示。製本以外はすべて自作というこだわりの一冊で、ものづくりの原点をたどる内容になっている。
このニュースを解説
「服ヲ掘ル」ってタイトルおもしろいね。でもヴィンテージ服をわざわざ解体しちゃうの?もったいなくない?
その気持ちわかる!でもね、これはただ壊すんじゃなくて、服がどう作られてるかを調べるための解体なんだ。設計図を作る会社がやってるから、ミシンの縫い目やパーツの組み方を1個ずつ確かめてる感じだよ。
ふだん着てるだけじゃ絶対見えない裏側が分かるって、めちゃくちゃ貴重な機会なんだ。
なるほどね。今回のテーマが「イギリス軍」ってあるけど、なんで軍モノなの?
軍の服ってさ、戦場っていう超過酷な場所で使われる前提で作られてるんだよね。だから雨風や動きやすさに徹底的にこだわってて、構造がすごく合理的なんだ。
つまり「機能を突き詰めた服のお手本」みたいな存在。パターンを読み解くには最高の教材ってわけ。
ベンタイルスモックって出てきたけど、それって何?聞いたことないかも。
ベンタイルっていうのは、イギリスで開発された高密度に織った綿の生地のこと。糸をぎゅっと詰めて織ることで、水に濡れると繊維が膨らんで雨をはじく仕組みなんだ。
スモックは頭からかぶるタイプの上着ね。防水と通気を両立させた英軍らしい工夫のかたまりで、古着好きの間でも人気のアイテムだよ。
へえ!ボタンで前を開けるんじゃなくて、かぶる形なんだね。それも理由があるの?
そうそう、前を全部開けられないぶん、風や雨が入りにくいって利点があるんだ。開口部が少ないほど防寒・防風に強いって発想だね。
こういう「なんでこの形なの?」を縫い目から読み解けるのが、まさに今回の展示の面白さなんだよ。
グリーンデニムってのも気になる。デニムって青いイメージだけど、緑もあるんだ?
軍モノにはカーキやオリーブ系のデニム生地を使ったものもあって、それをざっくりグリーン系って呼んだりするんだ。カモフラージュを意識した色味だね。
デニムって丈夫だから、作業着や軍服にもよく使われてきた歴史があるんだよ。青だけじゃないのがヴィンテージの奥深いところ。
解体の記録を本にもしてるって書いてあったね。それも見られるの?
うん、製本以外は全部自作っていうこだわりの本が展示されるんだ。解体の過程や考察がまとまってて、読み物としても相当おもしろそう。
服の裏側を言葉と図で追える資料って、なかなか手に入らないからファンにはたまらないと思うよ。
こういう構造の知識って、実際に古着を買うときにも役立つのかな?
めちゃくちゃ役立つよ!縫い方や生地の仕様が分かると、その服がいつ頃・どんな目的で作られたか推測しやすくなるんだ。年代や状態の良し悪しも見極めやすくなる。
値段の傾向も、希少なディテールが残ってるかどうかで変わってくることが多いからね。知識がある人ほど掘り出し物を見つけやすいんだ。
構造から服を見るって、今までなかった視点だ。古着屋がもっと楽しくなりそう!
まさにそこなんだよ。こういう展示で「服の裏側」を一度見ておくと、店頭でタグや縫い目を見る目がガラッと変わるんだ。
次に古着屋を巡るとき、ただ可愛いだけじゃなくて「この構造、意味あるな」ってニヤッとできる。買い付けもコーデも一段深く楽しめるようになるから、機会があればぜひ足を運んでみてほしいな!







































