
4年半で300万→1500万!ベルベルジン藤原裕が語るヴィンテージデニム高騰の裏側
ニュース要約
GQ JAPANのポッドキャスト番組が、初のゲスト回を公開した。登場するのは原宿の古着店ベルベルジンのディレクター・藤原裕さんと、ライターのオオサワ系さん。テーマは、この4年半で起きたヴィンテージ市場の大きな変化だ。
記事によれば、300万円台だったTバックのジージャンが1500万円に、サイズ48だと2000万円で取引され、3万円台のネルシャツも15万円になったという。なぜここまで上がったのか、どこで止まるのかを、値付けを長く見てきた当事者が数字と実感で語っている。
話は円安の買い付け現場や、デッドストックを履くか残すかという悩み、さらに高騰が古着文化そのものを壊してしまうのではという問いまで踏み込む。投資と偏愛のあいだで揺れる、答えの出しづらいトークになっている。
このニュースを解説
ジージャンが1500万って本当?もう車とか家のレベルじゃん。同じヴィンテージデニムでも、なんでそんな値段になるの?
びっくりするよね。でもこれ、いわゆる「Tバック」って呼ばれる超初期のリーバイスのジージャンなんだ。背中の切り替えがアルファベットのTみたいに見えるやつで、100年近く前のモデル。
そもそも作られた数が少なくて、状態よく残ってるものはほぼ奇跡。世界に数えるほどしかない、みたいな世界だから、もう美術品とか骨董品に近い扱いになってるんだよ。
なるほど、数が少ないのはわかる。でも4年半で300万から1500万って、上がり方が急すぎない?何が起きたの?
理由はいくつか重なってるんだ。まず世界中のコレクターや富裕層が、ヴィンテージデニムを「投資できる資産」として見始めた。株や時計と同じ感覚で、価値が上がるものとして買う人が増えたんだよ。
そこにSNSで情報が一気に広まって、需要が世界規模になった。数が増えないのに欲しい人だけが増えれば、値段は上がるしかない。オークションで記録が出るたびに相場の目安がぐっと引き上がる、って流れもある。
3万円のネルシャツが15万円ってのもすごいよね。デニムだけじゃなくて全体が上がってるってこと?
そうなんだ。高いデニムに手が届かない人が「じゃあネルシャツを」って流れてきて、その周辺のアイテムも一緒に引っ張られてる。相場全体が底上げされてる感じだね。
もちろん状態や年代で差はあるから、全部が5倍になるわけじゃないよ。あくまで人気ジャンルにお金が集まって、玉突きで周りも上がりやすい傾向、くらいに思っておくといいかな。
記事に「1ドル160円の買い付け現場」ってあったけど、円安ってそんなに影響するの?
めちゃくちゃ効くよ。ヴィンテージの多くはアメリカから仕入れるから、円安だと同じ1着でも日本円での仕入れ値がぐっと上がっちゃうんだ。
しかも現地でも日本のバイヤーだけじゃなく、世界中の人が同じものを狙って値段を吊り上げてる。だから店頭価格が上がるのは、貴重さだけじゃなくて為替と競争の事情もあるってわけ。
デッドストックは履くべきか残すべきか、みたいな話も出てたよね。これってどういう悩みなの?
デッドストックっていうのは、昔の売れ残りで一度も使われてない新品同様のもの。数十年前の新品って考えると、それだけで貴重なんだ。
でもデニムって履いてこそ味が出る服だから、「大事にしまって価値を残す」か「履いて自分だけの色落ちを育てる」かで悩むんだよ。資産として見るか、愛着で見るか、価値観が分かれる面白いテーマなんだよね。
でもさ、こんなに値段が上がると、普通の古着好きは置いてけぼりにならない?文化としてはどうなの?
まさにそこが記事のいちばん深いところで、藤原さんも「高騰が古着文化を殺すんじゃないか」って問いに向き合ってる。値段だけが独り歩きすると、純粋に好きで楽しんでた人が離れちゃう心配はあるよね。
一方で、値段がついて注目されるからこそ大事に残される、って側面もある。投資と偏愛のあいだで揺れる、っていう表現がすごくリアルで、正解がひとつじゃないんだよ。
聞いてると、値段の裏にこんなにドラマがあるんだね。ちょっと古着屋の見方が変わりそう。
そうそう、それが一番おいしいところ!値札の数字だけ見て「高っ」で終わらせず、なんでこの値段なのかを想像すると、古着屋巡りが一気に物語探しになるんだ。
高い一点物は目で楽しんで、自分の予算で育てられる一本を見つける。そういう楽しみ方ができると買い物がもっと豊かになるよ。今回のポッドキャストは当事者のリアルな声が聞けるから、聴いてから店に行くとお店の景色が変わって見えるはずだよ。







































