
年商32億「デザートスノー」鈴木社長、15歳で古着屋バイトから始めた理由
ニュース要約
「デザートスノー」は年商32億円規模まで育った日本有数の古着屋チェーン。鈴木社長は東京・恵比寿生まれで、中学時代に上野の古着屋でリーバイス501を買ったのが古着好きの始まりでした。高校には進学せず15歳で古着屋のアルバイトを始め、18歳で仲間と小田原に1号店を出店。20歳のときに単独で町田に出店したのが会社としての本格スタートです。
鈴木社長は最初から「古着はビジネス」と割り切り、多店舗化を目標にしていました。強みのひとつが、支援物資の古着が集まっていたパキスタンに、いち早く独自の仕入れルートを作ったこと。コロナ禍では下北沢の可能性を見抜いて出店を加速し、若者の古着ブームに乗って売り上げを大きく伸ばしました。
今後は郊外の「倉庫型」古着屋が激戦区になると予測。相場が高騰するなかでも「手に入れやすい安さも古着の魅力」という信念を持ち続けています。原宿店では定番のアメリカ古着に加え、ラグジュアリー、そして遊び心のある韓国古着も展開しています。
このニュースを解説
年商32億円ってすごいね!古着屋チェーンでそんなに大きくなれるんだ。しかも社長さん、15歳で古着屋のバイトを始めたって本当?
そうなんだよ、鈴木社長は中高一貫の私立に通ってたのに、高校に行かずに古着屋の道を選んだんだって。中学のときに上野でリーバイスの501を買ったのが最初のきっかけらしいよ。
代々木公園のフリマで自分の集めた服を売る経験も積んでて、もう筋金入りの古着好き。好きが仕事になって、そのまま会社になっちゃった感じだね。
好きだけじゃなくて、商売の才能もあったってことだよね。普通の古着屋さんとはどこが違ったの?
ポイントは「最初からビジネスとして割り切ってた」ところ。多くの古着屋オーナーは自分のセンスや個性的な品揃えにこだわるんだけど、鈴木社長は独立当初から「10店舗くらいはできる」って多店舗化を見据えてたんだ。
しかも「価格では絶対に負けない」っていう信念がずっとある。安く仕入れて手が届く値段で出すっていう、明確な武器を持ってたんだよね。
安く仕入れるって、具体的にどうやってたの?普通に買い付けするだけじゃ限界がありそうだけど。
ここがおもしろくて、パキスタンに独自の仕入れルートを作ったんだ。当時パキスタンは、欧米から送られてきた支援物資の古着が大量に集まる場所だったんだよ。
従業員がたまたま立ち寄って、街に古着が溢れてるのを見つけたのがきっかけ。質はバラバラだったけど、その中から良いものを選び出すルートを整えて、価格の強さにつなげたわけ。今はタイ常駐のバイヤーが現地と連携してるんだって。
偶然の出会いがビジネスになるんだね。あと、コロナのときに下北沢で出店を増やしたって聞いたけど、あの時期にお店を増やすのは勇気いるよね?
そこが鈴木社長の目のつけどころ。渋谷や原宿は街の混雑が定点カメラで見えるようになって、人が集まりにくい雰囲気になってたんだ。でも下北沢にはそのカメラがなくて、若者が自然と集まってたんだって。
そこにコロナ禍の古着ブームが重なって、下北沢は古着を求める若者で大にぎわい。ちゃんと街の空気を読んで動いた結果、売り上げをぐっと伸ばしたんだよね。
ブームで相場も上がったって聞くけど、それって古着好きにはちょっと複雑だよね。安く掘り出すのが楽しかったのに。
わかる、その気持ち。今は少し前までワゴンで売られてたようなものに数万円がつくこともあって、相場全体が上がった傾向があるんだ。
でも鈴木社長は「本当に価値があるものは高くていいけど、手に入れやすい安さも古着らしさ」って言ってるんだよね。ブームは少し落ち着いたけど、コーデに一点だけ古着を取り入れる需要は続くって見てるんだって。
じゃあこれからの古着屋ってどんな形になっていくの?なにか新しいトレンドとかあるのかな。
社長が注目してるのが「倉庫型」の古着屋。郊外の広い倉庫に安い古着をどっさり並べる業態で、30代の若手オーナーがどんどん始めてるんだって。
ファッション全体がデフレ傾向にある中で、感度の高い人ほど郊外に安い古着を探しに行く時代が来るって読んでるんだよ。原宿や渋谷はお土産感覚の観光客向け、って割り切ってるのが冷静だよね。
原宿店には韓国古着もあるって書いてあったけど、韓国古着ってどんな魅力があるの?
韓国古着は「トレンド古着」って社内で呼んでるくらいで、若い女性から反応がいいんだ。ディスイズネバーザットやマルディメクルディみたいなブランドに加えて、ナイキとかのスポーツものも多いよ。
おもしろいのは、韓国のライセンス品は日本じゃ許可が下りなさそうな遊び心あるデザインが多いこと。定番のアメリカ古着とはまた違う楽しさがあるんだよね。
社長自身は今どんな古着が好きなんだろう?やっぱり高いヴィンテージとか?
それが意外で、1990〜2000年代のマイナーなスケーターブランドが好きなんだって。人気ブランドと違って値段が手頃で、生地やプリントの入れ方に「こんな発見が!」って驚きがあるのが楽しいらしいよ。
こういう話を知っておくと、古着屋巡りが一気におもしろくなるよね。値段の裏には仕入れの工夫があって、有名ブランドじゃなくてもワクワクする一点が眠ってる。次にお店に行くときは、掘り出し物を探す目線がちょっと変わって、買い物がもっと楽しくなるはずだよ!







































