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回収ボックスに突っ込むだけ?EU「TexMat」がAIで古着を自動仕分け

ニュース要約

EUでは2025年から、使用済みの衣類を分別して回収する体制づくりが加盟国に求められている。でも回収した服は状態も素材もバラバラで、仕分けに手間がかかるのが大きな課題だった。

そこで動いているのが共同プロジェクト「TexMat」。デジタル製品パスポート(=服の素材や製造・修理履歴などをデジタルで記録した情報)とAIの画像解析を組み合わせ、回収から仕分け、循環利用までを効率化しようという試みだ。

利用者は種類を選ばず服をまとめて回収ボックスへ入れるだけ。システムがリユース・リサイクル・再販ルートへ自動で振り分け、再販された場合は売上が還元される構想もある。今後フィンランドとスペインで実証実験が予定されている。

このニュースを解説

ねえ、EUの「TexMat」ってニュース見たんだけど、古着をAIで仕分けするってどういうこと?なんかすごそうだけど、いまいちピンとこなくて。

ざっくり言うと、いらなくなった服を回収ボックスにまとめて入れるだけで、機械が「これはまだ着られる」「これは素材リサイクル行き」って自動で振り分けてくれる仕組みだよ。

今までは人が一枚ずつ見て仕分けしてたから、めちゃくちゃ手間だったんだよね。それをAIとデータで一気に楽にしようって話。

へー!でも服の情報って、どうやって機械がわかるの?タグを読むとか?

そこで出てくるのが「デジタル製品パスポート」、略してDPP。服にひもづいたデジタルの記録で、原産地や素材、製造やメンテ、リサイクルの情報まで入ってるんだ。

服にマイナンバーみたいなプロフィールがついてるイメージ。これを読み取れば、その服が何でできてて、どう扱うのがベストかがすぐわかるってわけ。

なるほど、服の履歴書みたいなもんか。でもさ、素材はわかっても、ボロボロかどうかまでは記録じゃわからなくない?

おっ、鋭いね。まさにそこがポイントで、DPPだけだと生地の傷みまでは追えないんだよ。

だからTexMatはAIの画像解析も組み合わせてる。変色や毛玉、毛羽立ちなんかを画像で見て、まだリユースに向くか、別の循環に回すかを自動で判断しようとしてるんだ。

それってもう普通にお店で使えるサービスとしてあるの?

それがまだないんだって。服の表面状態を自動で判定する商用サービスは今のところ存在しなくて、TexMatはそれを実現しようと研究中の段階なんだ。

つまり結構チャレンジングな最先端の取り組み。これから実証実験で精度を詰めていくフェーズだね。

ふつうに便利そうだけど、これって私たち古着好きにとってどんな意味があるの?

大きいのは、状態のいいリユース品が今より安定して市場に流れやすくなる可能性があること。仕分けが正確になれば、リユースに向く一着がちゃんとリユースに回るからね。

しかも再販されたら売上が利用者に還元される構想もある。手放した服がお金になって返ってくるなら、みんなもっと気軽に古着を循環させるようになるかも。

事業者側にもメリットあるの?

あるある。ブランドやサイズ、色、カテゴリーで自社が欲しい服を選んで受け取れるようになるって話なんだ。

古着屋やリユース業者って、山積みの服から使えるものを探す仕分け作業がほんと大変。そこが効率化できたら、人手も時間も浮いて、いい品をお客さんに回す余裕が生まれるよね。

ただ、機械だけで全部わかるのかなって不安もあるな。ヴィンテージの味とか、AIに理解できる?

いい視点。今のところAIが見るのは劣化とか状態の判定が中心で、「この色落ちが渋い」みたいな価値まではまだ人間の目が強いと思う。

だからむしろ、傷みチェックみたいな作業はAIに任せて、人は目利きや魅せ方に集中できるようになるって考え方がいいかもね。役割分担って感じ。

なるほどなー。こういう仕組みがあると、古着の見方もちょっと変わりそう。

そうなんだよ。素材や状態がデータで見えるようになると、古着を「なんとなく」じゃなく「根拠を持って」選べるようになるのが面白いところ。

次に古着屋を回るとき、タグや生地の傷みを自分の目でチェックしてみると、いつもの一着がもっと愛おしく見えてくるはず。世界の循環の動きを知っておくと、買い付けもコーデ選びもワクワクが増えるよ!


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