
2025年秋冬は細いパンツがトレンド?流行の転換点に選ぶべきボトムとは
近年のボトムのトレンドと言えば「ワイド」一択。
2010年代後半から徐々にワイドパンツが流行り出し、今ではトレンドを超えて定番のスタイルとして定義されるようになりました。
しかし、トレンドというのはいつかは移り変わるもの。このワイドパンツのトレンドがいつ終わるのかと、そこはかとなく不安に思っている人もいるのではないでしょうか?
古着大好きなVINTYの読者のなかには、「トレンドなんて気にしない」という人も多いと思いますが、「ちょっとはトレンドが気になる」と考えている人もいるはず。
そこで、この記事では流行が少し気になる、もしくはがっつり気になるという人のために、昨今のボトムトレンド事情と、今選ぶべきボトムについて解説します。
2025年秋冬はトレンドの転換点?ボトムのトレンド事情について解説

出典:VINTY
結論から述べると、2025年秋冬からは徐々に細身パンツを選ぶ人が増えてくるでしょう。
冒頭でも述べましたが、現在のボトムのトレンドはワイドパンツが主流です。
特にユニクロをはじめ、より低価格帯のGUやH&Mなどのファストファッションブランドでもワイドパンツの品揃えが充実しています。
この流れは今後しばらく継続するでしょう。
ワイドパンツは今後一つのスタイルとして定着する
ノームコア以降、ワイドパンツの着こなしというのは非常に洗練されてきました。
そして、すでに定番といっても過言ではないほど市民権を得て、今では年齢を問わず当たり前に着用されるようにもなっています。
実は過去にもビッグシルエットが流行った時期はありました。期間としては1990年代から2000年代あたりがピークとして挙げられます。
このあたりの流行はヒップホップシーンの台頭が大きく影響しています。ただ、ストリート色が強いコーデが流行っていたということもあり、どちらかというとカジュアルシーンでのみウケていた印象もあります。
一方、昨今のビッグシルエットは落ち着きのあるコーデも多く、年齢層はそれほど偏りがないというのも特徴です。
そのため、カジュアルすぎる着こなしが苦手な人でも難なく取り入れられるというメリットも。今後はある程度定番として残り続けるのではないかと予測できます。
細身ボトムへの注目度が上がり始めている
ワイドパンツが定番化するということも踏まえて今後はどうなるかというと、前述した通り徐々に細身パンツにトレンドしていくでしょう。
プラダ(PRADA)の2025秋冬コレクションでは、メンズはテーパードがかけられた細身スラックス、レディースも裾に向けて非常に細くなっているスタイルを打ち出してきました。
こういった印象に残るスタイルが出てきたということは、今後もそれに追随する流れが生まれます。
ファッションのトレンドは20年周期
ファッションのトレンドは20年周期と言われていますが、現在は20年前近辺のファッションがリバイバルブームとなっています。
2000年代初頭は90年代から続いた大きめシルエットが流行っていましたが、その後は細身の時代へと以降しています。
厳密に同じ流れになるとは言えませんが、太目のシルエットのカウンターとして細身に移り変わるのは必然と言えるでしょう。
2025年秋冬に選ぶべきボトムを紹介

今後は細身パンツに以降すると述べましたが、それでもしばらくはワイドパンツのトレンドが優勢です。
そこで、2025年秋冬に選ぶべきボトムについて解説します。
秋口はひざ丈ハーフパンツがおすすめ

出典:VINTY
晩夏から秋にかけては、この酷暑でまだまだ暑さが残っているでしょう。
そんな時期には少しワイド目のハーフパンツがおすすめです。
ハーフパンツに限らず、七分のような半端丈のパンツも使いやすいので要チェックです。
メンズもレディースも細身パンツに注目

出典:VINTY
トレンドに先駆けて、細身パンツを取り入れるのもおすすめ。
スキニーほど細くなく、スリムからレギュラー程度が丁度いいシルエットとして挙げられます。
スラックスのようなキレイ目のパンツもよし、少し細めのワークパンツでもよし。流行の転換点だからこそ自由な選択を楽しむとよいでしょう。
グランジが再燃!王道ダメージデニムも要チェック

出典:VINTY
ロックバンド「ニルヴァーナ」のカートコバーンに端を発した、グランジスタイルも密かに注目したいところです。
レギュラーからバギーくらいのシルエットで程よくダメージが入っているデニムは、落ち着きのあるファッションがトレンドになっていたこれまでのカウンターとしてもぴったりのスタイルと言えるでしょう。
2025年秋冬はワイドシルエットが継続するが細身も増えてくる
2025年秋冬のボトム事情はまだまだワイドシルエットが主流です。
しかし、これから徐々に細身のシルエットを打ち出すブランドも増え、よりスッキリした着こなしをする人が増えてくるでしょう。
筆者はトレンドの転換点だからこそ、自由な発想でファッションを楽しんでも良いのでは?と考えます。
グランジのように流行に左右されない、オリジナリティ溢れる着こなしをしたいのなら、古着という選択肢もあります。
古着のボトムが気になる人は、古着特化SNS×フリマアプリのVINTYでチェックしてみてはいかがでしょう?
この記事を書いた人

サイトウマサミ
セレクトショップやブランド直営店の店長経験があり、その経験を活かしてファッション系ライターとして活動を開始。現在はジャンル問わずさまざまな記事を執筆するwebライターとして活動中。