
デザイナー非公開の新ブランド「AS」、ユーロヴィンテージを日本製で再構築
ニュース要約
独学で服作りを学び、10年以上自分のブランドを続けてきた人物が立ち上げた新ブランド「エーエス(AS)」がデビューしました。デザイナーの名前は非公開。「大人が着られる質のいい服は、シンプルすぎるかマニアすぎるかで両極端。作りの良さと遊び心を両立したい」という思いから始まったそうです。
ブランド名は「Authentic Source」など4つのテーマの頭文字から。デザイナーが収集するユーロヴィンテージ(ヨーロッパの古着)を土台に、縫製やパターンといった服の構造を起点にデザインします。セーリングジャケットやコート、福島や群馬の職人が手がけるセットアップやシャツなど、日本製のクラフト感が特徴です。
価格はトップスが3.3万〜9.9万円、アウターは最大46万2000円ほど。本格始動は2027年春夏からで、オンラインストアや個性的なセレクトショップへの卸を広げていく方針です。
このニュースを解説
デザイナー非公開ってどういうこと?名前を出さないブランドなんて珍しくない?
最近は増えてるんだよ。デザイナー個人の名前より、服そのもので勝負したいって狙いがあることが多いんだ。
この人は都内の有名セレクトショップの立ち上げにも関わった実力者らしいから、名前を伏せてもモノで語れる自信があるんだろうね。
ユーロヴィンテージが土台って書いてあるけど、それってどんな服のこと?
ざっくり言うとヨーロッパの古着だね。フランスやイタリアの昔のワークウェアやテーラードには、独特の作りやシルエットがあるんだ。
このブランドはそういう古い服の「基本の形」を下敷きにして、現代的にアップデートしてるってわけ。ゼロから奇抜な形を作るんじゃなくて、名品の骨格を借りてる感じだね。
セーリングジャケットとかカーコートとか出てくるけど、これって元ネタがあるってこと?
そうそう、まさにヴィンテージのディテールを引用してるんだよ。たとえば腰ポケットのウェルトが二重になってるのは、昔の船乗りの服が水の侵入を防ぐための工夫だったんだ。
そういう「意味のあるディテール」をちゃんと再現してるのが古着好きにはたまらないポイント。ただの飾りじゃなくて、由来があるってのが面白いんだよね。
福島の工場とか群馬の職人とか、やたら日本の地名が出てくるのはなんで?
これが「日本製で再構築」ってところなんだ。ヨーロッパの型を、日本の縫製工場や職人の技術で作り直してる。
福島は老舗のテーラード工場、群馬は刺繍の職人ってふうに、それぞれ得意分野を持つ人たちに頼んでるんだよ。海外の名品の魂を、日本のものづくりで仕立て直すイメージだね。
ニットに穴があって、シルバーチャームをはめてカスタムできるって面白いね!
これは遊び心が効いてるよね。東京のインディアンジュエリー職人が作るチャームを、襟元のアイレット(=小さな金具付きの穴)にはめてカスタムできる。
古着ってもともと一点モノの楽しさがあるけど、それを新品でも味わえるようにしてるわけ。自分だけの一着に育てる感覚が今っぽいよね。
でもアウターで46万円とかするんでしょ?正直、古着好きからすると高くない?
たしかにポンと買える値段じゃないよね。でも希少なヒマラヤ産のウールシープを使ったレザーとか、手間のかかる素材と縫製を考えると、それなりの理由はあるんだ。
古着で本物のユーロヴィンテージを状態良く探すのも今は年々難しくなってる傾向。だから「古着の良さを新品で再現した一着」に価値を感じる人には刺さると思うよ。
本格スタートは2027年からなんだね。今から気にしておくと何かいいことある?
立ち上げ初期のブランドを追うのって、実はすごく楽しいんだよ。どの型が定番になっていくのか、リアルタイムで見られるからね。
このブランドはテーマを毎シーズン変えず、同じ型を少しずつ進化させていくスタイル。だから最初のコレクションを知ってると、後から「これが原型か」って分かって愛着が湧くんだ。
なんか、古着とブランドの間をつなぐ存在って感じで面白いね。
まさにそこがキモだね。こういうブランドを知ってると、古着屋でユーロヴィンテージを見たとき「あ、このディテールが元ネタか」って気づけて、見る目が一段深くなるんだ。
古着とデザイナーズの両方を行き来できると、コーデの引き出しも買い付けの視点もグッと広がる。名品の背景を知った上で古着屋を巡ると、いつもの棚がもっと宝の山に見えてくるはずだよ!







































